ナナライと九条天くんと斉藤壮馬さんの話

ナナライ終わって今日でちょうど1ヶ月!はっや!ということで「アイドリッシュセブンの声優さんとキャラの関係」について自分なりに考えてみました。九条天くんと斉藤壮馬さん以外の話もしてます。1ヶ月考えてなんとかまとめられた…たぶん…

 

まず九条天くんと斉藤壮馬さんについて。


願い終わりで斉藤壮馬さんの九条天くんが泣いてしまったの、正直けっこうびっくりじゃなかった?去年の斉藤壮馬さんだったら絶対にそうはならなかったと思うんだ…だって九条天は絶対にステージの上で泣いたりしないから。そしてそれを誰よりも知ってるのは斉藤壮馬さんだから。それでもあの日あの瞬間泣いてしまったのって九条天くんと斉藤壮馬さんが2人同時にステージに立ってたからなのかなぁと思う。「九条天になりきって歌う」って強く意識してた1stから、2ndでは「九条天と共に歌う」に変わったような気がする。


ナナライ後の斉藤壮馬さんブログより

『九条天という人に出会えてよかった。あなたに救われました。TRIGGERというチームに出会えてよかった。もうこの3人以外は考えられません。』


つまり斉藤壮馬さんを泣かせたのは他でもない九条天くんなんですよね……………………

 

エッッッモ………また泣いてしまう。

アイドルに限らずステージに立つ人って孤独だなぁと最近考えてて、なぜかって、グループでもソロでも歌って踊るのは結局自分しかないから。普通の仕事と違って転職とか異動とかもあんまイメージできないし、辞めるか続けるかの二択な気がする。でもナナライって声優さんとキャラが背中預け合って「2人で」パフォーマンスできる特別な場所なんじゃないかな。そこにいるのは自分だけじゃない。

 

だから、1stではキャラと声優さんが一体化してくれたことでアニメとゲームで見たアイドルが目の前にいる!すごい!本物だ!って感じだったけど、2ndはそこから進化した。キャラもいるし声優さんもいる。お互い信頼しあってる二人。相棒、もう1人の自分、シンメ、背中を預けられる存在、二人三脚。アイナナ声優さんとキャラは「お互い安心して背中を預けられる2人組」なんだね。

 
その「お互い安心して背中を預けられる2人組」だなぁと思ったエピソードが2つあって、1つは江口さんと代永さんの言葉。

私たち、死ぬほど覚悟して「今日ナギいなかったらどうしよう」って思いながらナナライ行って「良かったナギいる!!」って安堵したじゃん。それなのに最後の最後、江口さんから出た言葉がナギとしてじゃなくて「江口さんからナギへ」だったのマジで…裏の裏の裏をかかれた感。おっかねえ。

だって「Are you happy?(CV:江口拓也)」で終わることできたし、その方が盛り上がったかもしれないし、オタクはきっとめっちゃ泣いてしまうのに、完全に想像だけど江口さんが生きている人間としてナギと正面から向き合って、今はまだナギの口からナギの言葉を語れないってことだったんじゃないかな。

その前にあった代永さんの挨拶が江口さんと真逆だったのも超良かった。息止めてしまった。三月からの言葉で「ナギと歌えて良かった」って言ったのは、あれ江口さんへの言葉でもあったんだね……。

 

2つ目はTRIGGERの願い演出。
これもゲームのストーリーなぞって龍を1人で歌わせることもできたし(今想像したけどマジで具合悪くなるな…)、言い方悪いけどその方が過激で印象に残る。きっとみんな一斉にワッと泣き出すし終わったあとのレポツイートはバズる。でもあえてこの日しか見られない演出で、3人で歌ったのは、ゲームじゃなくてそこがメットライフドームだったから。アイドリッシュセブンのファンでありマネージャーである「今ここに存在している私たち」がいたから3人で歌うことができたんだよね。ゲームの中のファンじゃなくて、実在している私たちは、絶対にブーイングなんてしない。だからTRIGGER3人で願いを歌ってくれたんだと思う。そうやって私たちのことを声優さんとスタッフさんが信頼してくれてたんだとしたら、こんなに嬉しいことってない。 アイドリッシュセブンというコンテンツは、キャラ、声優さん、そして私たち(ファンとマネージャー)の3つの要素で作り上げられてるんだね。すごい……私たち3つ目の要素としてアイドリッシュセブンに参加してる。

 

ナナライ、完全にもうひとつのアイドリッシュセブンだった。決して別の世界線ってことじゃなくて、メットライフドームでしかプレイできない特別ストーリー。しかもスマホと向き合うんじゃなくて、体験できるアイドリッシュセブン。二次元なんてとっくに超えてしまってるけど、きっとまだまだ知らない景色をたくさん見せてくれるんだろうな。

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